キャンピングカーへのこだわり

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断熱について

キャンピングカーでスキーに行ったけど足元が寒くてとか、頭が冷たくてとかであんまり眠れなかった!夏はエアコンを消すとすぐに暑くて眠れないし、・・・断熱材ってちゃんと入っているのだろうか?・・・・どうしたらいいのかなぁ???時々あるご質問です。

少し前までは キャンピングカーの断熱はあまり重要視されていませんでした。はっきり言って全く何もしなかったというものも多かったのではないでしょうか?狭い室内ですので車両のヒーターやFFヒーターで十分でないかという考えのキャンピングカーメーカー(以降ビルダー)もいられたみたいです。現在でも車両だから断熱はあまり効果がないという考え方の方もいられますし、当然ながらキャンピングカーのビルダーやお客様が住んでいる所の地域格差もだいぶあります。地域や使い方によってはそれほど断熱を必要とされない方もいられる事でしょう。

断熱の実際の効果はどうなのかというと、各車両のデーターを過去から取っているわけでないので主観ではありますが、( 今後はデーターを取って行くつもりです。(^^ゞ 、今年の冬は北海道のマイナス30度の極寒地でもテストに行こうかな 蟹が美味しいかな・・)キャンピングカーの断熱の効果はどうなのかというと、しないよりしたほうが居心地は良くなります。ただ比較研究まできちんとやっているキャンピングカーのビルダーはそれほどいないと思われます。どのような断熱材をどのくらいどの様に使用したらベストかは、まあ住宅でも色々な断熱材がありますから長所、短所があります。住宅と違って、その時の使用状況がはっきりしないので、使っている人に聞いても、客観的な判断でない場合が多いです。零下何十度という世界で使って見られて“イヤー、FFヒーター使いっ放しでも足元寒かったよ、断熱わるいかなぁ・・・。とか大雪の中で使っても、FFヒーターをがんがんたいて寒くなかったから断熱効果が良いんだよねー。とは一概に正しいとはいえませんよね。外気温を意識している人は北海道の方ぐらいではないでしょうか?

特にハイエースなどのバンコンの場合は熱伝導率の非常に高い鋼材のかたまりと、多くの面積をガラスがしめております。また構造上、ボディー部分からも、意外と隙間風も入ってきます。また200系のハイエースベースなどはスライドドアーを開けた時の面積が大きく、開放した時にあっという間に中の温度が外に逃げてしまいます。ここである程度の断熱材を使用したとしても零下近くになる時には(気温の高い時、熱帯夜の時も同様です。)この車両としての特性が大きなネックになります。ですから作り手の断熱に対する勉強、施工もたいへん大事ですが、オーナー様の使い方の工夫も断熱効果を二倍三倍にするものがあります。

夏、冬に限らず、やはりアウトドアーでの生活ですから、安全に駐車できる場所をちょっと考えるくせをつけることはあらゆる意味で大切だと思います。天候と相談して崖の下や、洪水に水の出る場所は避けるのは当然、何かあったと時の避難方法を検討してみる。
トラックなどが突っ込み易い場所は避ける。こちらは完全に眠ってしまいますから、注意して損する事はないと思います。本題に戻ると、夏などは木陰を選び屋根をできるだけ暑くしない、方位なども意識してあまり風の吹き込む方向にスライドドアーを持って来ない。神経質になる事もないですが、少し工夫するだけで大分効果があります。詳しくはキャンプ時のテント設営などの本でも読まれれば、だいぶ参考になるでしょう。

●断熱 断熱材の特性と注意点 
・断熱の効果とは
断熱していようが断熱していまいが室温を一定の温度にする使用カロリーは同一になります。が、それを維持する為に一度上げた室温を維持するエネルギーは断熱によって大きく違ってきます。(冷房も理屈は同じです。)一般通常の平屋建て住宅では屋根、外壁、床、窓が一時間あたり1500kcalの熱が逃げ これは六畳用のストーブの熱量に匹敵する熱量が外部に毎時間逃げていることになります。

・熱の種類
A 輻射熱・・・ 熱は物が離れていても伝わります。例えば、太陽や焚き火の熱これが輻射熱です。温度が低くても暖かく感じるのもこの熱です。
B 伝導熱・・・ 温度差のある2つの物が接した時、熱が高いほうから低いほうへ伝わる熱です。
C 対流熱・・・ 空気の流れによって、( 例えば扇風機の様な物 )によって感じる熱です。

上記のように熱にも種類があり、その特性も違っています。ここで大切な事は、断熱材にも得て不得手があり全ての熱に対してOKではないと言う事です。ですから良くグラスウール100mmと同じ効果というのも何の熱に対しての効果なのかを考えて使わないと、場所によってはあまり効果がない場合もあります。案外一緒に考えてしまっている方が殆どかも知れません。

・材質による断熱の違い
この世の中で最も熱が伝わりにくい一番の物質は空気です。またすごい事に木材も熱を伝えにくい材料の一つです。断熱材も当然このレベルくらい熱を伝えにくいものです。
なんと下の材料の断熱性能は全く同じです。自然界の物質はすごいんですね。
・断熱性能は厚みに比例する
これは色んな断熱材があるので特性を批判する意味ではなく基本的な考えかたです。殆どの断熱材はその厚みがそのまま断熱性能に比例すると考えて良いと言われてます。

・結露
これは断熱効果をあげたキャンピングカーにはとても対策が難しくガラス面の結露もそうですが内部結露と言われるもので断熱材の裏側、表側に結露が生じてしまいます。内側の腐りや断熱材自体を駄目にしてしまう場合もあります。狭い室内で多人数の出す湿気が外部との温度差により結露ができます。室内で塗れたスキーウエアー、スキーなどをFFヒーターで一から干したらまあ逃れようがないですね。天井の裏なども通気ができればベストですが・・そんなキャンピングカーはスペース的に無理でしょうが。

・断熱材はできるだけキャンピングカーをすっぽり包むこと
屋根、外壁、床、窓の全てをできるだけ包まないと効果は半減してしまいます。簡単に言えば寒い寒い冬にどんなに素晴らしいコートを二重に着ていてもコートの前を開けただけで中はすっかり冷えてしまいます。いろいろの隙間から熱はどんどん逃げてしまいます。キャンピングカーの断熱は真面目にやろうとするとその難しさはここにあると言っても過言でないかもしれません。もともとは通気性を必要とする車両だからです。壁に部品等がついていたり、配線の束があったり、ウィンドー面積が大きくドアーも四枚から五枚もありこの辺もネックです。

・特殊断熱塗料
本来住宅用として特殊セラミック断熱塗装というものが色々な種類で販売されています。ロケットの先端部分等に皮膜すると遮熱効果があり使用されているものもあります。断熱、防水、耐熱、防音に効果があるという優れものですが本来は外側にすっぽり、または、屋根外壁に塗装することで最大効果を得ることができると考えられております。若干の揮発性有機化合物が含まれているものもあります。勿論安全基準値を十分にクリアーしております。内部処理の場合は熱伝導ということを考えますと車はひとつの鉄の塊で、すべてがつながっていますからやはり時間がたてば外気温は伝わってくるはずです。

・グラスウール
住宅のみならず多くのビルダーさんが今まで使用してきたのが安価で手軽な扱いやすいグラスウールです。ほとんどの住宅ではこれかスタイロフォームではないでしょうか?製造段階において勿論基準値以下でしょうが接着剤を使用しているのでホルムアルデヒト&VOCの問題( また別のシリーズでご紹介します。 )があるということです。また湿気、水分に弱く濡れると使い物にならず新潟県の水害のあと壁をやぶってみたら濡れたグラスウールは乾燥させてももう使い物にならないそうです。これだけ出回ってから何で今さらという感じですが、キャンピングカーの場合は通常水につかるという事はまずないですから大きな問題ではないと思いますが、前述しました内部結露に関しては弱いと考えます。

・できるだけ室内を暖かく( 涼しく )使う工夫

これはいろいろな経験を積んで行くと自分なりの方法が数多くあるかと思いますが、私たちなりの経験、またお客様から聞いた事などを述べさせてもらいます。冬はできるだけ風が直接当たらない所、夏は日陰になるところ、風のとおりの良い所を選んで駐車する。その中でも常時乗り降りするドアーの位置を良く考えること。( 夏の木陰は宜しいですが、樹液が落ちてくるとか、蜂の巣等にも注意して下さい。 )当然カーテンなども用意されていると思いますが、パーツで販売されているマルチスクリーンも効果があります。また床も直接ポンリュウムに触れられるよりは絨毯( 冬 )や ゴザ( 夏 )みたいな物も敷かれるのも一考と思われます。夏場は一晩中ベンチレーターを回しておくわけにも行きませんので省電力の軸流ファンなどを自分で改造されて窓から風を対流されている方がいられます。1−3個つけるとだいぶ効果があるそうです。手前味噌になりますが昨年から好評いただいているベンチレーターコントローラーは静かに回ってくれ、たいへん効果があるそうです。この場合はバッテリーの状態が普通の状態であれば、一晩中回しても問題ありません。

それから、これはけっこう雪国のテクニックですが、回りに雪などがある時はボディの下側をぐるりと、雪で軽く埋めてしまうと下部からの冷気を抑えることができます。かまくらと同じ理由になります。ただし絶対にマフラー、FFヒーターの出口は十分に確保、確認をしなければいけません。二酸化炭素中毒でたいへんな事になってしまいます。普段でも普通車でも夜間に大雪が降り続いている時の車中泊のときは排気口の確認は事故を避けるうえでとても大切な事です。単純ですが暖まった室内、冷えた室内の空気を外に逃がさないようにドアーの開け閉めに気をつける。スライドドアー全面用の網戸等の利用。etc・・・

キャンピングカーの場合は限られた狭いスペースの中にどう効率良く断熱効果のあるものをバランス良く配置するかということです。これにはある程度の知識と経験が必要になります。当然コストもかかって行きます。良い断熱剤はやはり安価ではありません。あまりコスト、手間をかけても、できあがってしまうと中までなかなか見ることができず 結局、信頼できるビルダーさんに相談したり質問しながら施工方法を今までのものを見せてもらったりして確認できるビルダーさんを選ばれるということが一番確実かもしれません。

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上記 断熱につきましては、弊社の経験に基づき書物、HP,専門業者様の意見及び資料等を参照に書かさせていただいたことで全てを検証したわけではありません。今後は弊社の車両等を中心に実測、検証して行くつもりです。正確な記述でないかも知れませんがその辺をご理解いただき参考にしていただければと思います。

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