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社長の一言

至福の瞬間 この十年を振り返って

カトーモーターは1956年にオートバイの販売修理店として先代が創業いたしました。
当時は納める先から故障していたそうです。陸王、メグロ、ベンリーとマニアの方が聞いたら喜びそうな、今でいうクラシックバイクです。

それから間もなく三輪車から乗用車へと時代が移り変わり、販売も乗用車が主体と変化していきますが、1970年くらいまでは新車販売は右肩上がりで工場も二度、三度と移転拡張してきました。その当時乗用車は三種の神器(白黒テレビ、電気洗濯機、電気冷蔵庫)以上に庶民のあこがれの品物でした。それが40年に満たない間に一人に一台の時代に突入してきています。バブル時代大量生産の中、日本の自動車メーカー、高品質の車を、アメリカの自動車評論家が、日本の乗用車は素晴らしく良くできていると評価しました。ただ残念ながら妹にキスをしているような全く色気を感じない車だと但し書きがつきました。

その無味乾燥の車のほうがアメ車より長生きする結果になってしまいましたが、私は今でも、当時のカマロやスティングレーに乗って昼下がりに、柳ジョージのBGMを聞きながらゆっくりと走りたいという儚い願望を持っています。( 隣に髪の長いおねえちゃんでも乗っていれば最高ですが・・・)

1985年に先代についで社長に就任し、常々感じたことはいずれ自動車は家電品並の感覚で買うものになってしまうだろうという事でした。 今( 2010年正月 )振り返り考えて見ますと、それ以上のスピードで世の中が進んでいるというか、もう衰退を始めているかもしれません。現在あまり欲しいと思うような車もなく、プリウスかインサイトが売れているそうですが・・・・・。最近良くあるご質問でキャンピングカーはハイブリットになるの?ですが、本当に良く分かりません。またハイブリットもベストなのかと言うと私は疑問に思っています。それよりも地球温暖化、環境を大事にする事に対応しなければいけない部分はもっと他にあると考えます。

私たちにできる一番お金のかからないエコは、大事にものを使い、もう少しゆっくり生きる事と言い切れます。車一台作る為のCO2はもの凄く多い量でしょう。買うなと言う事ではないですが、長く使うことを前提に物も選び、昔の様に物も人も、大事にする事です。百円の服をいっぱい買って一回しか着ないでゴミにしてしまう、もう止めるべきです。“ 消費は美徳 ”の時代はとうに過ぎ去ってしまいました。

全世界の一流メーカーも少しずつ、少しずつでも減産体勢を作り、その中で長生きし、かつ地球の命を長らえる事が、企業の命、自分達の命、を長らえることになるでしょう。重箱の隅々まで儲けないで、一口か二口残さないとメタボになってしまうのと同じことです。自分の子の食べ物まで盗って、自分が生き延びたいと思う人はいないと信じます。カトーモーターがそうしていても、殆ど何の影響も与えないでしょうけど、私たちは身の丈にあった生産をして、長く楽しんでいただける、飽きの来ないキャンピングカー作りを目指します。お陰さまでカトーモーター製キャンピングカーが中古市場にあまり出て来ないというのは、そのせいかも知れません。
どうしても量産に適した商品と適さない商品があります。日本でのキャンピングカーというライフスタイルがまだ定着していない中、各々の考え方、使用目的が違い、車両のサイズも小さいので、お客様に合わせた若干のカスタマイズが必要と考えています。過去からそう考えていました。( ある程度の大きさ以上になると、余裕のスペースが出てきて、その分がその方の使い方の違いを吸収してくれます。 )この思いは、過去にこのキャンピングカーを製造しようと決意した時から変わらずに今日まで来る事が出来ているようです。

今までの経験を生かしつつ少数の方々でもいいから買って嬉しいもの、わくわくするもの、夢のあるものを販売したいが、いつのまにか自分の中で造るに変化していきました。それがキャンピングカーでした。私たちは高額の対価で買っていただいたキャンピングカーが、何かしら他の人とは違うという優越感、他の人とは違う使い勝手を楽しんでいただける。また自然のなかで家族が特別な時間を過ごすことができる。そんな“瞬間”を提供できることに心より大きな喜びを感じております。

この思い、喜びはこれからも変わらずに大事にして行きたいものです。久しぶりに自分の文章を読んで、気持ちを変えずに、会社をやって来る事ができて本当に良かったと思っています。内のかみさんにHPを読んでもらうと、“ 真面目というか、面白くないと言うか ”と笑われますが、“ まあ正直に書いているから仕方ないね。 ”だそうです。

1992年オークサイド第一号の生産に始まり、ズー、オールドライン、フォーシーズン、フォーシーズンスポーツ、チップトップシェスタ、Jデッキ、J2デッキと数多くのロングセラーを創造してまいりました。
我が社がお客様にとって“ 特別なメーカー ”と言われる日をめざして挑戦し続けて行きます。これからもお客様に“さらなる至福の瞬間”を味わっていただけるプロダクツを提供してまいります。

という訳で今後も皆様に大事に使っていただき、長く楽しんでいただけるプロダクツを作り続けて行きます。挑戦は大胆に柔軟に、基本は頑固に守り続けて行きます。

カトーモーター
代表取締役   加藤次巳智

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